200点以上のヘッドマークは圧巻!「富士」「櫻」から始まった列車の愛称は今や「○○のはなし(まるまるのはなし)」まで進化中

京都鉄道博物館で開催中の企画展「列車愛称進化論(れっしゃあいしょうしんかろん) ~名前から見る鉄道~」に行ってきました!

列車の愛称はさまざまな工夫が凝らされていて、「これが電車の名前!?」と思う面白い名前もたくさんあります。

例えば…

  • ○○のはなし(まるまるのはなし) (JR西日本、新下関駅 – 東萩駅)
  • TOHOKU EMOTION(東北エモーション) (JR東日本、八戸駅 – 久慈駅)
  • 四国まんなか千年ものがたり (JR四国、多度津駅 – 大歩危駅)
  • 青の交響曲(あおのシンフォニー) (近畿日本鉄道)
3歳こたまるが大好きな「SLやまぐち号」のヘッドマーク。
こちらの鳥は、山口県鳥に選定されている「なべづる」。

今回の企画展示では、愛称と同時にヘッドマークが展示されており、視覚的にも楽しめる構成となっていました!

ポスターはこちら↓

企画展「列車愛称進化論(れっしゃあいしょうしんかろん) ~名前から見る鉄道~」
過去最大級!収蔵している200点以上のヘッドマークなど一挙大公開!

 1929年(昭和4年)、鉄道省が欧米を手本に、特急列車に愛称をつけることで宣伝強化を図り、旅客獲得しようという営業策を打ち出しました。公募し、採用された愛称「富士」「櫻」を特急列車につけたのが鉄道省における列車愛称のはじまりでした。本展では、日本の鉄道文化に定着した列車愛称が今年で90年を迎えることを記念し、日本全国に広まった列車愛称を鉄道の歴史とあわせて紹介します。

(1)開催期間
 2019年(令和元年)9月21日(土曜日)から12月8日(日曜日)まで
(2)場所
 京都鉄道博物館 本館2階 企画展示室

京都鉄道博物館

今回のメインは何と言っても200点以上のヘッドマークの展示です!

同じ列車のヘッドマークでも時代によってデザインが異なり、200点は圧巻の展示数でした!

歴代のヘッドマークがズラリと並んでいます。

今回、私が特に面白いと思ったポイントは、愛称となっている生き物の写真が並べて展示されていたことです。

はやぶさ、つばめ、とき、しらさぎなど、電車の名前にはよく鳥の名前が使われているなと、これまでもぼんやりと思っていました。

今回の企画展示でも、特に鳥の写真が多く、愛称として鳥の名前がたくさん使用されていることを改めて実感しました。

ヘッドマークを囲むように生き物の写真が展示されています。

例えば、↓こちらは「はやぶさ」と「かもめ」の写真です。

はやぶさ(左)、かもめ(右)

ヘッドマークの図案になると↓「かもめ」はこのようになります。

こちらは公園でもよく見かける「はと」ですが・・・↓

平和の象徴「はと」!よく見るとちょっとこわい・・・

ヘッドマークのデザインになると、とってもスタイリッシュに!

おなじ「はと」でもさまざまなデザインがあります。

この展示方法のすばらしい点は、子鉄こたまるから矢継ぎ早にくる以下のような質問に対して

「はやぶさってどんな鳥!?」…(私:そういえば見たことないな)
「雷鳥って何色?!」…(私:お土産のパッケージしか思い浮かばん!)

いつもなら「ちょっとスマホで調べます。お待ちください」と答えるところですが、今回のように、本物の写真が一緒に展示されていると

「はやぶさはこんな鳥よ!」
「雷鳥はまだらみたいな模様が特徴の鳥でね」

など、おおいに知ったかぶりができてとても助かりました!

富士山階段にテンションがあがるこたまる。
ヘッドマークの形状は、丸だけではなく四角から富士山型までいろいろです。
今は走っていない列車のヘッドマークもたくさん展示されています。

イラストだけではなくフォントにもそれぞれのこだわりを感じます。

デザインの勉強にもおすすめです!

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